Free市民からの質問、AIが回答 むつ市がチャットボット導入

AIチャットボットの「デジタル窓口担当職員」に任命された「ムチュリン」(左)に期待感を示す宮下宗一郎市長=3日、むつ市
AIチャットボットの「デジタル窓口担当職員」に任命された「ムチュリン」(左)に期待感を示す宮下宗一郎市長=3日、むつ市

むつ市への質問は“ムチュリン”が答えます―。市は3日、市ホームページとLINE(ライン)アカウントに、AI(人工知能)チャットボットを導入し、運用を開始した。市のキャラクター「クラウンプリンセス・ムチュリン」が「デジタル窓口担当職員」として、365日、24時間無休で、入力されたさまざまな質問に答える。

 市民から寄せられる市役所への質問など、1日600件超、延べ50時間以上という市職員の電話応対時間削減が目的。チャットボットは、質問のキーワードからAIが最適な答えを導くもので、利用されるごとに精度が上がっていく仕組みとなっている。

 同日の定例会見で、宮下宗一郎市長がムチュリンに辞令を交付。ムチュリンは人工音声で「5年くらいしたら、全ての職員より上手に案内できるようになることが目標です。最初から難しい問いで試そうとしないでくださいね」と意気込みを語った。

 宮下市長は「現状の10%の電話応対が減るだけでも、(チャットボット導入の)経費約400万円以上の生産性向上が図れる」と期待感を示した。

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