Freeレスリング「八戸クラブ」が強化合宿 伊調さんら指導、一流の技術学ぶ

伊調馨さん(左)と実戦形式の練習に汗を流す八戸クラブの選手
伊調馨さん(左)と実戦形式の練習に汗を流す八戸クラブの選手

レスリングクラブ「八戸クラブ」(澤内和興代表)の強化合宿が23日、八戸市武道館で始まった。女子五輪4大会連続金メダルの伊調馨さん(同市出身、ALSOK)らを招き、同クラブの小中学生ら20人が一流の技術を学んだ。

 同クラブは、2026年に青森県で開催が予定されている第80回国民スポーツ大会に向けた強化指定クラブの一つで、今回の合宿は同大会に向けた選手育成を目的に開催された。

 合宿には伊調さんのほか、昨年の全日本選手権女子62キロ級準優勝の類家直美さん(長者中出、至学館大4年)、世界選手権など国際大会の出場経験がある元選手の荒木田進謙さん(光星高出)が参加し、指導に当たった。

 練習では、寝技に持ち込む攻撃の練習やスパーリングなどが行われ、小中学生が、伊調さんら3人の動きを参考にしながら、繰り返し、技の練習に励んだ。

 熱心に取り組んでいた市立第一中2年の角浜一真さん(14)は「相手の首を下に落としたり、腕を引っ張ったり、体勢を崩すことが大事だと分かった。将来は五輪で金メダルを取りたい」と充実感をにじませた。

 伊調さんは「タックルなどの基礎的な技ができている選手が多い。教えたことをしっかり実践する姿勢も感じた。将来が楽しみだ」と満足げだった。

 合宿は25日まで行われる。

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