Free青森県職員の定年延長へ 段階的に65歳に

青森県は、職員の定年を65歳に引き上げるための条例改正案を21日開会の県議会定例会に提案する。現在の60歳を2023年度から2年ごとに1歳ずつ段階的に引き上げ、31年度に65歳とする。国家公務員の定年を延長する国の法改正に伴う対応で、地方公務員法では定年について国家公務員に準じると定められていることから、今後は市町村でも同様の動きが進む見通し。

 県職員の定年延長の対象は知事部局や教育委員会、警察、病院局など全ての職員。定年の引き上げに当たっては、60歳に達した管理職を下位ポストに降格させる「役職定年制」を導入する。

 延長で人件費の増加が見込まれるため、60歳以降の給与水準はそれまでの7割程度に抑える方針。

 60歳で定年退職した職員を再任用する現行制度は、暫定的に継続する。

 段階的な引き上げに伴い、今後は1年おきに定年退職者がいない年度が発生するが、県は新採用は計画的に進める方針で、採用枠の極端な増減は生じないという。

 
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