Free十和田の小学生が南部裂織体験 市教委主催の「寺子屋稲生塾」

南部裂織に挑戦する子ども
南部裂織に挑戦する子ども

十和田市教委が主催する「寺子屋稲生塾」が4日、同市道の駅とわだの匠(たくみ)工房で開かれ、市内の小学生が南部裂織の製作体験を行った。

 同塾は、子どもたちの開拓の心や、古里を愛する心を育もうと毎年開催している。今年は小学4~6年生を対象に、11月まで計5回の講座を実施する。

 3回目の今回は、郷土の伝統工芸である「南部裂織」がテーマ。南部裂織保存会(小林輝子会長)の会員の指導を受けながら、オリジナルの卓布作りに挑戦した。子どもたちは、初めに好きな色の糸と、横糸にする裂いた古布を選んだ。保存会のメンバーに地機(じばた)の動かし方を教わり、一生懸命手足を動かして布を織っていった。

 市立北園小5年の鍋西遥君(10)は「手と足を動かして糸を編むのが難しかった。裂織のことを学校の人にも教えたい」、法奥小5年の小笠原奈央さん(11)は「思ったより力が必要で大変だったけど、上手に作れた。将来、南部裂織の職人さんになってみたい」とそれぞれ話した。

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