南部町特産の高級洋梨「ゼネラル・レクラーク」が収穫期を迎えている。同町小向にある泉山茂さん（７２）の園地では１３日、枝に実った大玉を次々と摘み取る光景が見られた。

　フランス原産のゼネラル・レクラークは、熟すととろけるような食感になり、甘さと酸味がバランスよく味わえる。冷蔵庫で追熟させ、１１月から全国に出荷する。

　快晴に恵まれた１３日、泉山さんらは２メートルほどの高さの枝から丁寧に実を収穫し、大きさを測って箱詰めしていった。本年産は夏場の雨で土壌の水分が十分に確保できた上、お盆過ぎから天候が回復して高温が続いたため、玉伸びがいいという。

　近年は香港など海外への輸出量も増えている。泉山さんは「おいしい梨ができた。多くの人に食べてもらえたら」と話した。

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