Free【トップインタビュー】トヨタカローラ八戸・塚原安雅代表取締役社長/気づき、生み出す力大切

塚原安雅代表取締役社長
塚原安雅代表取締役社長

地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。

 ―会社の現状や課題は。
 温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」への対応が重要だ。車はハイブリッドはもちろん、電気自動車や水素などを使う燃料電池自動車と進化してきている。地方都市で顕著に人口減少が進む中、いかに高齢者世代に安全で便利なサービスを提供していけるか。これらへの対応を模索している段階だ。

 ―他社との違いや先進的な取り組みは。
 労働力不足を補うため、2、3年前からタイとベトナム国籍の計5人に働いてもらっている。技能実習生ではなく、現地の大学を卒業した学生を社員として採用する点が大きな違いだろう。現在は自動車整備士として働いているが、将来的にはさまざまな分野で活躍してもらいたい。

 ―どんな人材を求める。
 いつの時代も勉強し、一生懸命取り組むことが重要だと考える。そうすると、何かしらに気づいて生み出すことができる。人の意見に耳を傾けるコミュニケーション能力も大切だ。

 ―人材育成の取り組みは。
 人材育成は段階的に着実にやっていくしかない。サービス業である限り、大切なのは人。お客さまの要望を聞き、いかに提案していくかだ。先輩から後輩にノウハウを受け継げるよう育てていきたい。

 ―今後の展望は。
 エネルギーの活用方法が課題で、カーボンニュートラルへの対応を引き続き模索する。具体的にこれと決めてしまうと、常に環境は変わるので、うまくはいかない。変化に対応して周りから学び、地道にやっていきたい。

 

 
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