Free大輪間近、子どもたち興奮 南部町沖田面地区で花火大会

南部町沖田面地区で打ち上げられた花火
南部町沖田面地区で打ち上げられた花火

南部町沖田面地区で3日、住民有志による諏訪神社例大祭花火大会が開かれた。大勢の子どもたちが夜空を彩る大輪の花に拍手を送ったほか、お菓子が景品の射的大会も行われ、子どもたちが列をなした。

 毎年9月の例大祭に合わせ、出店やイベントが開かれていたが、交通死亡事故の発生を受けて2018年から自粛。住民有志が「コロナ禍で自粛を強いられる子どもたちに元気を届けたい」と20年に復活させた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客で花火のみを打ち上げた。

 実行委員長の杉澤均和さん(41)は「各地で感染対策を徹底しながら、祭りが再開されており、祭りを楽しみにしている子どもたちのため」と開催を決め、町の補助金を活用するなどして準備を進めてきた。

 目玉の打ち上げ花火は75発ながら、打ち上げ場所の近さもあり、迫力のある音と共に大きな花火が頭上に広がった。町立南部小3年の下村奏人君(8)は「こんなに近くで花火を見るのは初めて。体の中に音が響いてすごかった」と目を丸くしていた。

 杉澤さんは「来年はもう少し規模を拡大し、飲食も提供できるようにしたい」と意気込みを語った。

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