十和田市立北園小の吹奏楽部が、７月に青森市で開かれた第６４回青森県吹奏楽コンクールで金賞に輝いた。東北吹奏楽コンクール小学生の部（９月３～４日、福島県いわき市）に１１年ぶりに出場する。２６日、部員の６年生９人が十和田市役所に小山田久市長を訪ね、喜びを報告するとともに活躍を誓った。

　同部は４～６年生３７人が所属。県吹奏楽コンクールでは全員で演奏した。毎週５日、２時間程度練習している。

　６年生と繁在家康文校長、顧問の藤井結花里教諭らが訪問。代表して橘水望（みなも）さん（１１）と坂田芽依さん（１１）、佐々木伶珠（れみ）さん（１２）の３人が「全員でつくり上げてきたサウンドを、ステージ上で存分に発揮する」「ここまで来られたのは周囲の支えがあったから。後悔のない演奏をする」「技術面や精神面をもっと高めて、聴いている人を感動させたい」と、抱負や感謝を述べた。

　小山田市長は「大会では、練習した成果を精いっぱい出し切るよう臨んでください」とエールを送った。

　取材に対し、坂田さんは「全体では音程やハーモニーに甘い部分があり、練習を重ねる。コンクールでは、演奏で聴衆に感動を与え、たくさんの拍手をもらえるよう頑張る」と意気込んだ。