Free青少年が安心できる居場所を 八戸に「自立援助ホーム」開設へ 県内2件目

八戸市に開設される自立援助ホーム「はちのへ」の個室=24日
八戸市に開設される自立援助ホーム「はちのへ」の個室=24日

さまざまな理由で家庭にいられなくなり、働かざるを得なくなった青少年が、自立を目指して生活する自立援助ホーム「はちのへ」が9月1日、八戸市に開設される。東北地方などで自立援助ホームを運営する、一般社団法人児童福祉経営支援協会(さいたま市、村形慶法代表理事)が設置。市内に同様の施設が開設されるのは初めてで、青森県内では青森市に次いで2件目。

 自立援助ホームは児童福祉法に基づく施設で、居場所がない子どもたちの受け皿となっている。一方、県内では広がりが限定的だったため、同協会と県が半年ほど前から開設に向け調整を進めていた。

 入所対象は原則15~20歳の男性で定員6人。木造2階建ての建物には1人部屋を4室、2人部屋を1室設ける。風呂やトイレ、台所は共同。職員1人が24時間常住し、朝食と夕食を用意する。

 利用料は家賃や食費、光熱費など月4万円。入所に当たっては、児童相談所などを通して手続きする。

 同協会が運営する岩手県の自立援助ホーム「はやて」の北村孝士ホーム長(39)は取材に、「安心して生活できる居場所をつくり、自立につなげたい」と述べた。

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