Free旋律若々しく 聴衆、心躍る世界へ 八戸ジュニア・オーケストラ定演

松井慶太さんの指揮で表現力豊かな演奏を披露する八戸ジュニア・オーケストラ
松井慶太さんの指揮で表現力豊かな演奏を披露する八戸ジュニア・オーケストラ

八戸市内の小中高生で構成する八戸ジュニア・オーケストラ(大黒裕明会長)の第31回定期演奏会が21日、市公会堂文化ホールで開かれた。クラシックだけでなく、ポピュラーな映画音楽も曲目に取り入れ、さまざまな世界観を想像させる幅広い演奏で訪れた市民を楽しませた。

 現役団員のほか、OGや客員らも加えて43人が出演。同楽団音楽監督の松井慶太さん(同市出身)が指揮者を務めた。聴衆約300人が来場した。

 第1部は映画やミュージカルのテーマ曲で構成。幻想的な雰囲気に没入させる「ハリーポッター」で幕を開け、不気味なメロディーが際立つ「オペラ座の怪人」、大海原を勇壮に航海するイメージが広がる「パイレーツ・オブ・カリビアン」とつなげ、聴衆を心躍る世界へと引き込んだ。

 第2部は、アンゲラーの「おもちゃの交響曲」で再開し、カッコウやガラガラ、水笛などおもちゃの楽器を交えたユーモラスな演奏で聴衆を和ませた。フィナーレは、クラシックの王道モーツァルトの交響曲第29番で本領を発揮し、若々しく力強い旋律を奏でた。

 アンコールでは「プリンク・プレンク・プランク」「シンコペーテッド・クロック」と軽快な2曲を披露し、会場から惜しみない拍手が送られた。

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