Free田子に「緑のカーテン」 田沼さんの園地でホップ収穫

田子町で収穫が始まったホップ。園地にはつるが垂れ下がる「緑のカーテン」が広がる=19日
田子町で収穫が始まったホップ。園地にはつるが垂れ下がる「緑のカーテン」が広がる=19日

ビールの原料となるホップの収穫が田子町で進んでいる。同町唯一のホップ農家、田沼義行さん(65)の園地では19日、約5メートルの高さに伸びたつるを刈り取り、専用の機械で「まり花」を切り離した。

 つる性植物のホップは、松かさ状の花が、ビールの苦みや香り付けに欠かせない材料になる。高さ約5メートルの支柱(通称・棚)に張ったひもにつるが巻き付き、垂れ下がる風景は「緑のカーテン」に例えられる。

 田沼さんは1・7ヘクタールの園地で3種類のホップを栽培。本年産は17日に収穫作業を始めたという。

 「7月半ばの開花まで(成育は)順調だったが、8月に入ってからの天候不順で日照不足気味。品質は平年並みだが収量は1、2割減るだろう」と田沼さん。

 「おいしいビールになって飲んでもらえたらうれしい。収穫作業に興味があれば、一緒に体験もしてほしい」と呼びかけた。

 収穫作業は9月10日ごろまで続く見込み。

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