Free願いの灯籠、水面にゆらり/十和田・稲生川

市民が願いを込めた灯ろう流し
市民が願いを込めた灯ろう流し

十和田市中心部で16日、恒例の「稲生川灯ろう流し」が行われ、市民が願いを込めた200個以上の灯籠が川面(みなも)を柔らかに照らした。

 恵みをもたらす稲生川への感謝と、市の発展の礎を築いた新渡戸傳(つとう)らの偉業をたたえるため、太素顕彰会などが主催。2008年から実施されている。

 個人や企業が家内安全や商売繁盛、無病息災などを祈念する灯籠のほか、大相撲で活躍する市出身の錦富士のさらなる飛躍を願う物も登場した。

 同会会長の今泉湧水十和田商工会議所会頭は「皆さんの思いが天に届くことを願う」とあいさつ。消防団員が灯籠一つ一つを川に浮かべていった。

 訪れた市民は、大小さまざまな灯籠が流れる幻想的な雰囲気を堪能していた。

 
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