三戸町出身の漫画家・故馬場のぼるの代表作「１１ぴきのねこ」にちなんだコスプレをしたり、グッズを身に着けたりして中心街を周遊するツアーが１１日、八戸市中心街で行われた。市美術館で２９日まで開催されている展覧会「まるごと馬場のぼる展」に合わせて企画。参加者は「１１ぴき」に仲間入りした気分で、買い物を楽しんだ。

　ぬいぐるみを抱いての参加などグッズを手に参加する人が多い中、フェルトで水玉を縫い付けたシャツやフードを身に着け、シリーズに登場する「へんなねこ」になりきる女性もいた。

　ツアーで立ち寄ったのは展覧会の観覧者対象に、会計の割引や「猫グッズ販売」といったサービスを展開している菓子店やパン店など９店舗。

　参加者は「こんな店があるなんて知らなかった」「行きたかった店に入るきっかけになった」などと声を弾ませ、中心街の魅力を発見しながら各店を巡った。

　ねこのぬいぐるみのストラップを首から提げた東京都の小学６年佐々木琉生（るい）君（１２）は「いろいろな店に寄って楽しかった。（購入した）肉球の形をしたパンを食べるのが楽しみ」と笑顔を見せていた。

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