Free地域おこし協力隊員に小野沢さん 久慈、短角牛生産者を支援

遠藤譲一市長(中央)から地域おこし協力隊員に任命された小野沢りんさん(右)と、移住コーディネーターに任命された藤織ジュンさん(左)
遠藤譲一市長(中央)から地域おこし協力隊員に任命された小野沢りんさん(右)と、移住コーディネーターに任命された藤織ジュンさん(左)

久慈市は1日、新たな地域おこし協力隊員に小野沢りんさん(21)=長野県出身=を任命した。任期は最長で3年間。同市山形町で「山形村短角牛」の生産者を支援し、産業振興や魅力発信に取り組む。

 小野沢さんは岩手県立農業大学校を卒業後、県内の畜産会社に勤務。取材に小野沢さんは「牛の管理に力を入れ、お肉をさばく技術も身に付けたい」と強調。短角牛の疾病や事故を予防し、質の高い短角牛の生産につなげたい考え。平庭闘牛大会の勢子(せこ)への挑戦や、交流サイト(SNS)での情報発信にも力を入れる。

 また、市は同日、移住コーディネーターに藤織ジュンさん(30)=同市=を任命した。藤織さんは2015年から3年間、地域おこし協力隊員として観光PRを展開した。現在は合同プロダクション未知カンパニー代表社員。今後は移住定住促進イベントへの参加などを予定している。

 辞令交付式は市役所で行われた。遠藤譲一市長は「久慈市にとって市外から来る方の存在は大きい。元気で明るく、外に開かれた久慈をつくりたい」と述べ、女性2人の活躍に期待を寄せた。

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