Free小さな議員から率直提言 十和田で子ども議会

緊張した様子で議会に臨む子ども議員
緊張した様子で議会に臨む子ども議員

十和田市の小学6年生が市議会を模擬体験する「とわだ子ども議会」が26日、市議会議場で開かれ、子ども議員が魅力ある街づくりに向けた提言を行った。

 議会や行政の仕組みを学び、地元の課題を考えることで郷土愛を育んでもらおうと、2013年度から開かれ、今回で10回目。

 議場の座席にはそれぞれ子ども議員の氏名標が置かれ、4人が議長と副議長役、12人が質問を行う議員役を務めた。

 子ども議員は、ペットのマイクロチップ装着支援金の創設、商店街を利用した就業体験の実施、歩道や花壇の整備など、小山田久市長ら理事者側にさまざまな意見や要望をぶつけた。

 市立藤坂小の附田紗奈さん(12)は、十和田湖の景観改善に向け、廃屋を撤去してアスレチックなどの整備を提案。

 小山田市長は現在、休屋地区では国が廃屋の撤去を進め、跡地利用については住民らが検討していることを紹介し、「自然を生かした良い提案だ。国などとの話し合いの場で意見を出してみたい」と応じた。

 市長から前向きな答弁を受けた附田さんは、取材に「緊張したが、うれしかった。観光客が増え、みんなが笑顔になれる街になればいい」と笑顔で話した。

 
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