日本青年会議所東北地区青森ブロック協議会（大山慎司会長）は２日、三沢市公会堂で「アオモリサマーサミットｉｎＭｉｓａｗａ」を開いた。お笑いコンビ「ＴＩＭ」のゴルゴ松本さんが、漢字の成り立ちや意味をひもときながら、人とのつながりや命の大切さについて熱弁した。

　青森県内８つの青年会議所が集まる一大イベント。県が２０２１年自殺率ワーストだったことから、命や夢について考えた。

　ゴルゴさんは、１１年から全国の少年院でボランティア講演をスタート。漢字や歴史をテーマに魂のこもった講演を展開している。

　講演には、会場とウェブ配信合わせて約３００人が参加した。

　「漢字は希望。何かを伝えようとしている」。ゴルゴさんは、ホワイトボードにさまざまな漢字を書き込み、成り立ちや意味を解説しながら夢のかなえ方などを伝えた。

　「青森」という漢字については「『青』の字は未熟という意味。青森には伸び代がたくさんある。１０年後、日本一の都道府県になれるよう、魅力を存分に広めよう」と呼びかけた。笑いを交えながらの熱い授業に、会場には拍手と笑い声が響いた。

　黒石市から訪れた会社員谷川愛さん（４９）は「コミュニケーションの大切さを学んだ」と話した。