Free昭和の日常 厳選写真で懐かしむ 南部会館で本社主催トーキングカフェ

参加者が当時の様子を懐かしんだトーキングカフェ=18日、八戸市文化教養センター南部会館
参加者が当時の様子を懐かしんだトーキングカフェ=18日、八戸市文化教養センター南部会館

デーリー東北新聞社は18日、八戸市文化教養センター南部会館で、トーキングカフェ「思い出アルバム ふるさとの昭和~写真を通して振り返る懐かしい『あの頃』~」を開いた。参加した53人が、講師の中園裕さん(青森県県民生活文化課総括主幹)の解説と懐かしい昭和の写真を見ながら、当時の生活に思いをはせた。

 中園さんは、昨年12月に刊行された、戦後~高度経済成長期の写真を収めた「生き生き おらんど昭和の子―本社保存フィルムから」(林剛史編著)から厳選した約100枚をスライドで紹介しながら、当時の子どもの生活を振り返った。

 子どもの表情から身に着けている服、背景に写る建物まで細かく解説。ため池で泳いだり、道路で遊んだりといった昔ならではの光景について、「今では大問題になるが、どうすれば飽きずに遊べるのか、何が危険なのかを自由に経験して学べた時代。ある意味幸せだったかもしれない」と語った。参加者からも、撮影場所の情報や、写った人物にまつわる思い出話などが語られ、一枚一枚の写真に大いに盛り上がった。

 中園さんは「昔の写真を見るのは老け込むことではなく若返ること」と強調。「写真から過去を思い出し、誰かと楽しく語り合うこと大事」と呼びかけた。

 今回紹介された写真の中に、自身が写っていたという同市湊町の和田美智子さん(66)は、「自分が写っていてとてもうれしかった。砂浜で遊んだことや、通った教室のことなど、小さい頃を思い出せた」と懐かしんでいた。

 
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