Free託された苗木「大切に育てる」 全国植樹祭で引き渡しへ/久慈・長内中

レンゲツツジを大切に育てることを誓った長内中の生徒
レンゲツツジを大切に育てることを誓った長内中の生徒

岩手県陸前高田市で来年開催される第73回全国植樹祭で使用する苗木を、県内の小中学生に育ててもらう「苗木のスクールステイ」の取り組みが8日、久慈市立長内中(松岡聡校長)でスタートした。県県北広域振興局から、20本のレンゲツツジを託された生徒たちは「大切に育てたい」と力を込め、ツツジの成長に期待を膨らませた。

 育成期間は12月まで。苗木の引き渡し式は同校で行われ、文化芸能部の生徒22人が参加した。

 同振興局林業振興課の多田野修課長らが苗木を生徒の代表に手渡し、「土が乾かないように水やりをしてください」などと管理方法を指導した。全国植樹祭の開催理念や、森林を守ることの重要性も伝えた。

 同部部長の髙山輝叶(きらと)さん(3年)は「植物も命なので大切にし、1本も枯らさずに育てることを目標として取り組みたい」と決意を述べた。

 苗木のスクールステイは久慈地域の久喜小(久慈市)、小久慈小(同)、帯島小(洋野町)、中野中(同)でも行われ、いずれもレンゲツツジを育成する。

 
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