Free鮮やかツツジ2万本/階上岳

新緑に映える階上岳大開平のヤマツツジ。例年より1週間程度開花が早いという
新緑に映える階上岳大開平のヤマツツジ。例年より1週間程度開花が早いという

三陸復興国立公園の階上岳のツツジが咲き誇っている。約2万本が群生する8合目の大開平付近では20日、写真愛好家らが新緑に映える鮮やかな薄紅や朱色の花々に見入っていた。

 別名「臥牛山(がぎゅうざん)」とも呼ばれる階上岳。町によると、大開平は1960年代ごろまで牛の放牧地として利用されていた。牛が毒性のあるツツジを避けてほかの植物を食べることで、自然とツツジが育ちやすい環境になり、名所にまでなったという。現在は町職員や地元有志らが環境整備をしている。

 八戸市の池田卓爾さん(74)は「きれいに咲いていて癒やされる。八甲田山も見ることができて素晴らしい」と熱心にシャッターを切っていた。

 6月5日まで「階上岳つつじビューフェスタ」を開催中。登山口駐車場などで、開花状況を知らせる看板を設置している。

 
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