Free若い牛熱戦、会場沸く 平庭闘牛、今季幕開け/久慈

迫力あふれる取組で観衆を沸かせた平庭闘牛大会わかば場所
迫力あふれる取組で観衆を沸かせた平庭闘牛大会わかば場所

東北唯一の闘牛大会として知られる久慈市の「平庭闘牛大会」は15日、同市山形町の平庭闘牛場で、今季の幕開けとなる「わかば場所」が開かれた。若い2歳牛や3歳牛が熱戦を繰り広げ、観衆を沸かせた。

 平庭闘牛大会は1983年に観光行事として始まり今年で40年目。市無形民俗文化財に指定されている。

 主催する「いわて平庭高原闘牛会」(八重櫻友夫会長)によると、この日の来場者は約900人で、2015年から始まった同場所(20年は中止)としては過去最多を記録した。

 同場所は6月以降の本場所に向け、若い牛を闘牛場に慣らすための練習会の位置付け。今年は2歳牛9頭が大会デビューを果たしたほか、3歳牛も7頭が出場し、計10番の取組が披露された。

 入場した牛は落ち着かない様子だったが、勢子(せこ)が手綱を操って誘導し、かけ声で盛り上げた。2頭は角を激しく突き出し、力強い押し合いを見せた。観衆から大きな拍手が送られた。

 本番はつつじ場所(6月12日)、しらかば場所(8月21日)、もみじ場所(10月16日)の3場所で、2歳牛から大関、横綱クラスの牛まで約30頭が登場する。

 入場料は前売り1000円(当日1200円)。中学生以下は無料。問い合わせは、いわて平庭高原闘牛会事務局=電話0194(72)2111=へ。

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