Free縄文くららPR動画完成 町の歴史、特産品紹介 野辺地中美術部員ら制作

野村秀雄町長(右)に動画の完成を報告した野辺地中美術部員ら(写真上)と、縄文くららPR動画の一場面
野村秀雄町長(右)に動画の完成を報告した野辺地中美術部員ら(写真上)と、縄文くららPR動画の一場面

野辺地町立野辺地中の美術部員らが制作を進めていた、国の重要文化財に指定されている町の板状立脚土偶(愛称・縄文くらら)のPR動画が完成した。約3分間のクレイアニメーションで、個性豊かなくららの人形が、町の歴史や特産品などを紹介する内容となっている。制作に携わった部員は「動画を通し、くららや町のことをもっと知ってもらいたい」と呼び掛けている。

 土偶は、1998年に同町の有戸鳥井平4遺跡から出土した。約3500年前(縄文時代後期)の物とされており、短い脚を外側に曲げて立つように作られているのが特徴。2012年に国重文に指定された。

 昨年4月から始めた動画制作は、町教委が進める土偶PR事業の一環。青森市のデザイナー・トヨカワチエさんの協力を得ながら、美術部員26人が構成を考え、粘土で作った人形をこま撮り撮影するなどして完成させた。

 11日、部員3人とトヨカワさんが町役場を訪れ、野村秀雄町長に完成を報告。野村町長は「くららの力を借りて、皆さんに町をアピールできれば」と期待を寄せた。

 部長の荒川葉音(はのん)さん(14)は「町に実際に来てみたいと思えるような作品になった。くららや町に少しでも興味を持ってもらいたい」と語った。

 動画は今後、町公式ユーチューブやホームページで公開する。

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