Free八戸市、dボタン広報運用開始 ABAのシステム活用 市政情報テレビ画面で

テレビリモコンのパネルを手に「dボタン広報」をPRする熊谷雄一市長(左)と相徳公正社長=13日、八戸市庁
テレビリモコンのパネルを手に「dボタン広報」をPRする熊谷雄一市長(左)と相徳公正社長=13日、八戸市庁

八戸市は13日、青森朝日放送(ABA)の自治体広報システムを活用して市政情報を発信する「dボタン広報」の運用を始めた。テレビのデータ放送を利用したサービスで、インターネット環境がなくても、新型コロナウイルスや暮らしに役立つ情報などをテレビ画面で確認できる。青森県内の自治体で導入したのは同市が初めて。

 テレビをABAの5チャンネルに合わせ、リモコンのdボタンを押して「dボタン広報」を選択すれば、自治体側が配信した文字の情報を無料で見られる。

 市はワクチン接種を含めた新型コロナ関連や災害時の情報のほか、ごみ収集スケジュール、休日や当直の当番医、市主催行事などの情報を発信する予定。広報内容は随時更新する。

 テレビ設置時に登録した郵便番号から居住地を自動的に特定するため、利用者が個人情報の入力や申し込みなどをする必要はない。

 13日に市庁で会見した熊谷雄一市長は「タイムリーな市政情報の周知がテレビを通じて可能になる。市民の安心感の醸成に加え、市政に対する理解と共感につなげたい」と述べた。

 ABAは今後、県内の他市町村でも普及を推進する方針。相徳公正社長は「多くの住民にいち早く情報を発信できる新たな手段。よりきめ細やかに、行政や防災の情報を伝えられるようになる」とアピールした。

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