Freeナガイモ、みずみずしく 青森県南、春掘り本格化

さかんに行われるナガイモの収穫=5日午前10時20分ごろ、八戸市尻内町
さかんに行われるナガイモの収穫=5日午前10時20分ごろ、八戸市尻内町

ナガイモの生産量が全国有数の青森県南地方で、春掘りの収穫が本格化している。晴天に恵まれた5日、三八地域の畑では、農家が専用の機械を使って作業を実施。掘り出された茶褐色のナガイモは、春の陽光を浴びみずみずしく輝いていた。

 八戸市尻内町にある中里友栄さん(74)=五戸町上市川=の約30アールの畑では、同日午前から家族ら3人が作業に汗。ナガイモを畝から手際よく取り出すと、軽く土を払って選別し、トラックに積み込んでいた。

 昨年の長雨などの影響で肥大にばらつきがあるという。中里さんは「畑によって違うかもしれないが、例年より大きなイモは少ないかも」と話した。

 県内のナガイモの収穫期は、秋と土中で一冬を越した春の2回が定着。八戸農協によると、今年の三八地域は3月中旬に収穫が始まったものの、降雪で一時中断し、例年より1週間から10日ほど遅い同月下旬の再開となった。作業は今月末まで続く見通し。

 
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