Free青森県HPの一部、無断で削除 県職員を停職3月の懲戒処分

青森県は31日、元同僚らへの嫌がらせを目的に県のホームページを無断で削除したとして、本庁勤務の総括主幹級男性職員(51)を停職3月の懲戒処分とした。

 県によると、職員は2021年6月から今年1月の間に計7回、直前に所属していた部署のホームページの一部を無断で、時期が来ると削除されるよう設定した。

 1月に外部から問い合わせがあり、削除されていることが発覚。県の調査で職員のパソコンから操作されたことが判明したが、職員はいったん関与を否定し、インターネット上の住所に当たるIPアドレスを変更して隠蔽(いんぺい)を図った。

 ホームページには会議の開催や企画を募るコンペ実施の案内が載っていたが、会議やコンペの募集が終了してから削除されるようにしていたため、実害はなかった。部署ごとの識別番号(ID)とパスワードを知っていれば、誰でも削除できる状態だった。

 職員は現在、元同僚と所属していた部署を困らせる目的で行ったとした上で、「自分の欲求を満たすため稚拙なことをしてしまった」と反省しているという。

 県は再発防止に向け、各所属長に対して職員への訓示を行うよう通達したほか、IDとパスワードを年度ごとに変更するルールの徹底を指示した。

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