Free思い出や感謝、昇れ空に 杉沢小中で閉校式/三戸

記念碑の前で風船を空に放つ児童ら
記念碑の前で風船を空に放つ児童ら

本年度末で閉校する三戸町立杉沢小中(田中康文校長)で25日、最後の行事となる閉校式が行われた。校旗返納、記念碑の除幕の後、児童や関係者が風船を空に放ち、学びやの最後を彩った。

 体育館で行われた閉校式には児童4人や元在校生、地域住民ら約40人が参加。田中校長が閉校事業の尽力者に感謝状を贈り、慶長隆光教育長に校旗を手渡した。

 校庭の一角に建てられた記念碑の除幕式では、閉校事業の実行委員長を務めた山本俊士さんが児童4人に「1年間、学校を守ってくれてありがとう。皆さんは地域の宝。まちの学校に行っても頑張って」と激励。

 児童は「私たちは杉沢小中学校を忘れません。ありがとう」と学びやへの感謝を述べ、参加者と共に風船を空に放った。

 最後の在校生となった4年の老久保ひよりさん(10)は「たくさんの人に思われている学校なので、もっと続いてほしかった。校舎が何かに使われたら」と願いを込めた。

 
お気に入り登録