サクラ咲く―。青森県立高校で１８日、２０２２年度入学試験の合格発表が一斉に行われ、約６８００人が一足早く春を迎えた。志望校に合格した受験生は、友人や家族と抱き合って喜び、間もなく始まる新生活に向けて胸を高鳴らせた。

　県教委によると、合格者数は全日制で６５３８人、定時制で２７５人だった。

　県立八戸高ではこの日、発表の１０分前から続々と受験生やその家族が訪れ、緊張の面持ちで待機。午前９時に合格者の受験番号が掲示されると、「あった！」「やったー！」と歓声が響いた。中には安堵（あんど）の涙を流す受験生もいた。

　八戸市立白山台中３年の山形清乃さん（１５）は「受験番号を見つけたときはうれしかった。勉強と部活を両立し、どちらも楽しめるように頑張りたい」と笑顔。同市立三条中３年の大久保奏さん（１５）は「得意な理系科目で全国トップクラスの成績を狙いたい」と意気込んでいた。

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