Freeサクランボの授粉作業が本格化/南部町

ハウス内でサクランボの授粉作業を進めるスタッフ=16日、南部町
ハウス内でサクランボの授粉作業を進めるスタッフ=16日、南部町

青森県内で唯一、サクランボの温室栽培を手掛ける南部町大向の留目秀樹さん(59)方で、人工授粉作業が盛んに行われている。真っ白な花が咲き誇る室内では、ミツバチが活発に飛び交い、一足早い春の光景が広がっている。

 留目さんは、県独自品種の「ジュノハート」や「佐藤錦」、「紅さやか」の3品種を栽培する。1月にハウス4棟にビニールを掛けて加温。花は昨年より1週間ほど遅い2月25日に開き、授粉作業は今月3日に始まった。

 16日は、女性スタッフ3人が羽根の付いた人口授粉機を使って作業。花をめでながら、サクランボの順調な生育を願った。

 収穫は4月下旬以降を予定する。留目さんは「今年も多くの人に自慢のサクランボを味わってほしい」と話していた。

 
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