Free週間ダイジェスト(3月6~12日)

▽久慈市長選で遠藤氏が3選
 任期満了に伴う久慈市長選は6日告示され、無所属で現職の遠藤譲一氏(68)以外に立候補の届け出がなく、無投票で3選が決まった。遠藤氏は「次の世代にしっかりとした『いいまち久慈』を渡すのが次の4年の仕事だ」と決意を語った。市長選が無投票となったのは山形村との合併後、初めて。任期は26日から4年間。

 ▽正副会長に津軽側2氏
 県南側と津軽側の内部対立で全役員の空席が続いていた青森県農協中央会は7日、青森市で臨時総会を開き、新役員と正副会長を決めた。これまでそれぞれの地域から選出していた正副会長には津軽側の2組合長が就いた。

 ▽蕪島保全へ決意新た
 ウミネコ繁殖地である蕪島の国天然記念物の指定100周年を祝い、八戸市は8日、市水産科学館マリエントで記念セレモニーを開いた。出席した関係者約20人が今後の自然保護と活用の在り方を考えながら、先人が大切に守ってきた地域の財産を次世代に引き継ぐ決意を新たにした。

 ▽シィライン運航終了へ
 佐井村とむつ市脇野沢、青森市を結ぶ航路を運航する「シィライン」(青森市)の山崎隆一社長は9日、取材に対し、2022年度で運航を終了する方針を明らかにした。むつ、佐井両市村から23年度以降、赤字補塡が受けられない見通しとなり、継続が難しいと判断した。

 ▽野辺地七戸道「妥当」
 下北半島縦貫道路(むつ市―七戸町、全長約68キロ)の未着手区間で、野辺地町と七戸町を結ぶ国道4号野辺地七戸道路(7・1キロ)について、東北地方整備局の社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大教授)は10日、整備を「妥当」と決定した。22年度の新規事業化に向けて前進した。

 ▽復興への誓い胸に
 約2万2千人の死者、行方不明者を出した東日本大震災から11日で11年となった。北奥羽地方では市民が犠牲者への鎮魂の祈りをささげるとともに、復興への誓いを胸に刻んだ。一方、次の災害を見据えた対策も急務で、震災の教訓を忘れることなく、引き続き市民の防災意識を高める取り組みが必要となる。

 ▽おいらせ町、給食無料化を延長
 おいらせ町議会は11日の定例会で、町が追加提案した小中学校の給食費無料化を延長する条例改正案を可決した。期間は新年度から4年間。昨年12月の定例会では否決されていた。

 
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